2015年12月28日

民朗が選ぶ2015年新作映画ワースト10

さて、近年は最初(はな)から駄目映画と分かっている作品は意図的に避けていたのですが、今年は意図せぬ所で地雷も色々と踏んでしまったので、ベストに加えて、ワーストも発表します。
ベストは明日発表いたします。

以下「映画名」(監督)です。

2015年新作映画ワースト10

10位. あなたをずっとあいしてる(チェ・ギョンソク)


個人的に非常に素晴らしい出来と思っている前作『おまえうまそうだな』から打って変わって適当な脚本に適当な演出etc…となっており、とても公式の続編と思われない作品でした。調べてみるとスタッフがガラッと変わっていました。前作と同じスタッフでの続編を観てみたかったです。
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9位. ミュータント・タートルズ(ジョナサン・リーベスマン)


マイケル・ベイは制作に回った作品でありますが、内容はしょーもないギャグ、無駄に遠景のショットで回るカメラ、断続的に続くド派手なアクションと、どう見てもベイが撮ったとしか思ない様な作品でした。とにかく画面が見辛くて、観終わった後、とても疲れたことを覚えています。


8位. レインツリーの国(三宅 喜重)


今年一番のベラベラ映画。登場人物全員が自分の気持ちを声に出して喋らなければ気が済まない世界。しまいにはセリフが画面に文字としても表示されるのだから堪りません。原作を忠実に映画を作る姿勢はむしろ好きですが、作り手は脚色という言葉を知らないのでしょうか。
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7位. ラスト・ナイツ(紀里谷 和明)


たとえそれが悪い意味であったとしても、「独特の世界観」を作り上げてきた紀里谷監督が海外で作品を作ったらこれほどまでになんのパンチもない作品になってしまったのが残念です。氏の作品は所謂「笑える駄目映画」だったと思いますが、本作で「笑えない駄目映画」を撮ってしまったというのが私の評価です。


6位. 映画 ビリギャル(土井 裕泰)


結構真っ当な青春映画になっているのですが、勉強できないギャルである主人公を貶す教師の描写があまりにフィクショナルなのがとても嫌いでした。「お前みたいなクズは何をやっても駄目なんだよぉ!!」とか言います。このご時世だからこそ、こういう脇のキャラクターは丁寧に描いてほしいものです。あと「自分らしく生きる」ということがテーマなのに、ラストでギャルの恰好を綺麗さっぱり捨てた主人公にマイナス100点。


5位. セッション(デミアン・チャゼル)


映画としては面白いのは間違いありませんが、個人的に主人公2人の音楽との向き合い方がとにかく気味悪かったのがワーストに入れた一番の理由です。ビッグバンドをしている人間からすると、劇中の演奏が残念ながら大した物では無く、褒める点が少なかったというのも要因として大きかったです。


4位. マエストロ!(小林 聖太郎)


こちらも劇中での音楽への向き合い方が個人的に好きでないためにランクイン。プロなら観客のことはもっと大事に扱いましょう。脚本が壊滅的に詰まらなかったのが、この順位にした一番の理由です。
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3位. ジョーカー・ゲーム(入江 悠)


ルパン三世と007を限りなくダサくして、足して2で割らなかったような作品。童貞スパイの奮闘記として観ればそれなりに楽しいですが、スタイリッシュアクションを期待して観に行って、こんなコメディのできそこないを見せられるとは……。


2位. 天空の蜂(堤 幸彦)


堤幸彦ほどに名優の演技の幅を狭める監督が他にいるのでしょうか。主演のお二人はとても好きな俳優さんなのでその大根役者っぷりに唯々悲しくなりました。至る所が崩壊している脚本はいつも通りですが、原作のエッセンスを理解して映画化したその姿勢だけは十分に評価しています。
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1位. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(樋口 真嗣)


「いたたまれない」。本作を観ていた時にずっと思っていたことを表すなら、この一言に尽きます。とにかく画面に映るすべてが恥ずかしい。別に自分が作った訳でも何でもないのに恥ずかしい。嗚呼、この奇怪な現象に名前が欲しい!


1年間で色々酷いと思う映画を観ましたが、なんせ私は今年最大の地雷と言われていた『ギャラクシー街道』を観ていないのが一番の救いでした。良い評判を一切聞かないですからねぇ。
まあ酷い映画が毎年生まれてくる中で、良い映画も毎年生まれる。そちらの方に感謝する方が怒りを溜めるより有意義ですね。
posted by 民朗 at 22:10| ランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする